2009年11月06日

食堂がわからない

昨日は朝の6:30から電話が掛かる。婆ちゃんだ。
「昨日から病院に入ったのだけど、食堂がわからんからご飯が食べられない」
病院? 食堂? ご飯? 「今回は1人部屋だからわからん」 って。
部屋の外に出てごらん、わかるはずだよ。と言っても泣きそうになっている。

「あんたは仕事?そうかぁ」 としょんぼりする。
私が「じゃぁ行くよ今日は」 と言えば急に明るくなる。子供と同じだ。

実家へ行って、「婆ちゃんどしたのさ?」 と声を掛けたら、しばらくして正気になる。
今住んでいる自分の家がわからなくなって家の中を徘徊するのだ。

休んだついでに、うまくなだめて掛かりつけの医者へ連れて行く。
以前から認知症の薬を渡してある、これ以上のことは出来ないと言う。
実際、症状が進んだという話はあまり聞いてもらえず、迷子になると告げると、
やっと施設への診断書が必要なら書きますと言ってもらえた。

(痴呆は入ってても人間なんだぞ。バカにしてさ!あの医者はもう辞めようと思う。)

福祉センターやら地域統括やら相談と手続きに駆けずり回り、医者に意見書を届け、
同居していた孫娘と引継ぎをする。そして気付く。

1人にはしておけない。風呂は一緒に入ってやらねばならんだろう。
夜中に3度ほど家の中を歩くらしい。症状が進めば夜中に外に出る可能性もある。
食事は影ながら助けないと腐ったものを平気で食べてしまうらしい。
本人の自尊心を傷つけないようにこれだけフォローするのは気が遠くなる話だ。

友人や叔母と互いの家の介護のことを話しているだけで
なんだか涙が出てくるのだった。大変さもあるが、それ以上に
痛くも痒くもない本人が、思ってはいかんのだが、哀れにも見えてくる。
来年オムツが取れることを励みに頑張る育児とは違う。 何年続くのだろうなぁ。
posted by kappa妻 at 10:00| 富山 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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